みやっぷ秘宝館

このサイトでは、皆様から寄せられた画像について、ご紹介したいと思います。
なお、掲載されている画像はすべて本人の了解を得ています。


コバルトブルーの池 ★其の拾参・コバルトブルーの池★
環境問題に真剣に取り組む異色作品!

今回はハッキリ言って笑えません。

しかしながらこのネタは現在地球規模で問題となっている「環境汚染」について

浜松支局長が正面から取り組み、この問題について一石を投じるレポートです。

このレポートの発表については横浜本部をはじめ各支局の間で賛否両論が出ました。

しかしこの現状を伝えたいと言う浜松支局長の熱い説得により公開に踏み切りました。

皆様御拝読の程お願い致します。

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「コバルトブルーの池」

静岡県内にひっそりと佇む「丹野池」です。
ほとんど知られていない場所ですが、のどかな丘陵の中の静かな雰囲気が好きで、時折訪れていました。
それにしても、なぜこの色?。まあきれいといえばきれいだからいいか、と思っていたのですが・・・・・。
先日の地元新聞にこの池の記事が載っていてびっくり。
この池のこの色は、近隣茶畑の肥料による環境汚染が原因だったのです。
なんでも、窒素肥料により池の酸性強度が上がって、周囲の珪酸、アルミニウムが流れ出し、
アルミニウムの粒子が青い光だけ反射するためこの色になるのだそうです。
周辺の井戸水の酸性度、硝酸濃度もかなり高いようです。
それを知ってしまうと、「きれいな色の池」と言えなくなってしまいます。
こんな田舎でも、環境問題は避けて通れないのですね。
今回は、「秘宝」とは言えませんでしたね。
※写真の色がうまく出なかったので、色補正しました。

(撮影地:静岡県小笠郡小笠町)
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この報告を読み終えて皆様どのような感想をお持ちでしょうか?
環境問題とはただ単にその破壊行為に反対するだけではいけないと思います。
今回の事例でも反対するだけでは茶畑の人達の生活はどうなってしまうでしょうか?。
もちろん全てを行政任せにした上、その行政を叩くというのも問題ですね・・・。
「自然と人間の共生」。環境問題を語る上で、これからのそして永遠のテーマとなるでしょう。(管理人・談)

写真提供・・(浜松支局長・ぶんちゃん)


さらに色づく丹野池・・・ 継続取材情報!

秘宝館の”異色作品”の継続取材情報です。
浜松支局長より、今回も考えさせられる報告です。

12月の晴天時に撮影してみました。補正はかけていません。(1998.12.19現在)
実際はもう少しきつい色。夏には「緑」だったが冬は「青」だ。
強酸性で生物は住めないのだが、季節とともに色が変わった。

今回はたしかに「コバルトブルー」の池になっています・・・・。
しかし見た目の美しさとは裏腹に、ここは生物の存在しない悲しき池なのです。
皆様も「見た目」にはくれぐれも騙されないように注意しましょうね・・・(^^;。(管理人・談)

写真提供・・(浜松支局長・ぶんちゃん)


このコーナーでは皆様からの投稿をお待ちしております。「これは!」という秘宝をお持ちのかたはぜひ管理人まで!!。
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