3−データ作成の手順(1)
音楽CDからMP3を作成する場合
最も一般的なのが、音楽CDから楽曲をWAVE形式でパソコンに録音(吸出し)し、そのWAVEデータをMP3へ変換(エンコード)する方法です。この方法だと、WAVE形式への録音がうまくいったかなどを確実に確認できます。
MP3ファイルの音質は、この吸出しの段階で決まります。設定によってCDクォリティやCD並クォリティ、ラジオクォリティなどのように音質を選んだり、上級者になるとこの段階で好みのエフェクトをかけるといったテクニックを駆使する人もいます。
必要なもの
1)リッパー
2)エンコーダー
3)MP3プレイヤー
リッパーは音楽CDをWAVEファイルとして吸い出すためのソフトです。代表的なものに「CD2WAVE」があります。(下図)
エンコーダーはWAVEEファイルをMP3ファイルへ変換するソフトです。代表的なものに「SCMPX」があります。
(下図参照)
吸出しからMP3の作成まで2ステップで紹介しましたが、最近では1ステップでMP3を作成するソフトが主流になりつつあります。(1つのソフトで吸出しからMP3の再生までできるソフトもあります。)
こうして作成したMP3ファイルを再生するのがMP3プレイヤーです。(下図)
代表的なものが「WINAMP(ウィンアンプ)」です。以前はシェアウェアだったのですが現在はフリーウェアになっています。
「SCMPX」もプレイヤーの機能がありますし、Windowsについている「Windows Media Player」でも再生できます。
WINAMPなどは「SKIN(スキン)」という壁紙のようなものでインターフェイスをカスタマイズ(プレイヤーの表面に画像を貼り付け、見た目を変える)する楽しみ方もできます。