3−パソコンとは?(3)

 


CDROMとは?

CD-ROMとは、パソコンのソフトやデータが書き込まれた光ディスクのことです。

CDROMは音楽CDと同じ銀盤のディスクですが、これをパソコン用の記憶媒体として使うと、1枚で650MBもの大容量ディスクとして使うことができます。

これは、1.44MBのフロッピーに換算すると、約450枚分にもなります。大容量なので、ファイルサイズが大きい画像データや、スケールの大きなゲームソフトなどにCDROMは適しています。

 

CDROMは、ROMRead Only Memory)なので、フロッピーやハードディスクのようにデータを書き込むことは出来ません。あくまでも読み出し専用の記憶媒体なのです。CDROMはソフトやデータの供給用媒体という位置付けになっています。

 

このCDROMを使うには、CDROMドライブが必要です。CDROMドライブには、何倍速とかかれていますが、これは、音楽用CDプレイヤーに比べての速さを意味しています。CDROMの内容はパソコンのプログラムやデータですから、より高速に回転させて読み込ませたほうが効率がよいというわけです。

 

光ディスク:レーザー光線を回転している円盤の表面にあいた小さな穴にあて反射した光を読みとる。この円盤を光ディスクという。

メモリ

メモリは、一般にパソコン内部にあるRAM(メモリ)のことを指します。このRAMは、パソコンの頭脳であるCPUが作業するときの仕事机のような働きをします。ですから仕事机が大きければ作業がしやすいように、メモリの量も多いほうが快適です。メモリが大きければ、一度に作業できる量が増え処理速度も速くなり、いろいろな作業がこなせるからです。パソコンはこのメモリを増やすことが出来ます。これを増設メモリといいます。

 

CPUは必要なデータをハードディスクの中から1つ引き出して処理を行います。RAMが小さいとその分だけしかデータを読み込めないので、必要に応じて何度もハードディスクからRAMへ読み込まなければなくなります。しかし、RAMが大きければ、その回数が少なくて済むのですから、RAMの容量は大きいほど作業効率がいいのです。

 

MSDOSとは?

MSというのは、Micro Soft社のことです。そして、DOSというのは Disk Operating Systemを略したものです。

IBMが、当時創業したばかりのMicro Soft社にパソコン用OSの開発を依頼し、できあがったのがMSDOSです。

MSDOSはコマンド(命令)を打ち込んで使うのです。使いこなすためには、いろいろなコマンドを覚えなければなりません。