7−ファイルとフォルダのレッスンと用語集
ファイルとは?
ファイルとはデータを保存しておくための入れ物のことです。
ファイルの役割は?
パソコンで管理できる最小の単位がファイルで、これより小さいものはありません。
したがって、データをファイルに入れることで、そのデータを保存しておくことができるのです。
仮に、データをファイルへ入れないでパソコンの電源を切ってしまったとしたら、そのデータは消えてなくなり元に戻すことはできません。
ファイルは大切なの?
ハードディスクの中にはたくさんのファイルが保管されていますが、ハードディスクに入っているすべてのものが、実はファイルなのです。
そしてそのファイルは、ハードディスクが壊れてしまうか、削除しない限りハードディスクに存在しつづけます。
そうしたファイルの中には、コンピューターを扱う上でとても大切なものがたくさんあります。ですからファイルの取り扱いには十分な注意が必要です。
そのためにもファイルに関する知識を蓄えておきましょう。
ファイルの使い方は?
ファイルを利用するには、一定の規則にしたがってデータを記録しなければなりません。あらかじめ決められた規則にしたがってデータを記録することで、ファイルを有効に再利用することができます。
ただし、この記録のしかたはソフトウェアやOSによって違ってくるので、利用できるファイルと利用できないファイルが出てきます。ファイルを使うにはそのファイルと関係のあるOS、ソフトウェアである必要があります。
フォルダって何?
ファイルはデータを保存して管理しますが、そのファイルを収納するのがフォルダです。
フォルダごとに好きな名前をつけることができるので、たくさんあるファイルを整理して効率よく管理することができます。
フォルダの分類
フォルダにはファイルだけでなく、さらにフォルダを収納することもできます。
もちろん、フォルダの中にファイルとフォルダを混在して収納することもできます。また、フォルダの中のフォルダにフォルダを収納してさらに細かく分類することができます。
このようにフォルダを何層も作って細かく分類することを階層といいます。
階層のちがい
ファイルを保存する場合に、例えばデスクトップにそのままファイルを保存する場合と、デスクトップにフォルダを作ってその中にファイルを保存する場合では、ファイルを収納する場所が違います。これを階層が違うといいます。
ディレクトリって何?
ディレクトリとはフォルダのことです。
Windows95になってからディレクトリをフォルダと呼ぶようになりました。
ディレクトリはハードディスクの何処にファイルが保管されているのかを表しています。
いまでもフォルダをディレクトリと呼ぶ人も多いと思いますが、MS-DOSでは階層をディレクトリで表しています。
そのために言葉が混在しがちになりますが、どちらもファイルを収納するという意味合いで同じものと覚えておいてさしつかえありません。
例えばもしもアプリケーションをインストールするときに、「インストール先のディレクトリを指定してください」というメッセージを目にしたら、頭の中でディレクトリをフォルダという言葉に置き換えて操作を進めてください。
ディレクトリとはフォルダのことであると理解していれば安心です。
用語集
デバイス
CPUに接続されるメモリ、キーボード、ディスプレイ、ディスクドライブ、周辺機器などいっさいの装置類をさす。
あるいはICやトランジスタ、抵抗などの電気部品のこと。
デバイスドライバ
OSの機能を拡張し、コンピューターの周辺機器を利用可能にするためのプログラム。
単に「ドライバ」ともいう。
アーキテクチャ
ハードウェア、ソフトウェア双方を含めたコンピューターシステムを設計する上での基本的な考え方のこと。
構造がどのようになっているのか、それがどのように動作するのか、などの考え方をいう。
レジストリ
「レジストリ」はウィンドウズの要となる情報データベースです。
仮想マシンマネージャ
1つのアプリケーションがハードディスクやメモリ、キーボードやマウス、プリンタといった1つしかないデバイスを、独り占めしないように管理する部分です。
簡単にいうと、コンピューター内の交通整理を行うところです。
このおかげで同時にいくつもの仕事をこなす「マルチタスク」が実現しているわけです。