8−ファイルの整理&管理(1)
パスとは?
パスとは「ファイルがどこにあるのか」その道筋を表すものです。
ファイルを階層で管理しているMS-DOSやUNIXなどのOSも、パスを使ってファイルの所在地を表しています。コンピュータの世界を私達の世界に置き換えてみると、「パスは住所、ファイル名は氏名」だといえます。
パスの表し方
「C:\MY Documents\仕事¥内容.doc」
ファイルのありかをパスであらわすとこのようになります。
最初の「C:」は「Cドライブの中」という意味で、「:(コロン)」はドライブの区切りを表します。「¥」は階層を表す記号で
「C:¥My Documents」で「Cドライブの中に入っているMyDocumentsフォルダ」という意味になります。
続いてまた「¥」がありますが、これは先に指定したフォルダ(MyDouments)のサブフォルダであることを意味します。
(下図参照)
「C:\My Documents\仕事¥内容.doc」
パスのルール
同じ階層には同じファル名を持つファイルは1つしか存在することができません。つまり「同じパスを持つものが複数存在してはいけない」ということです。
ただし、ファイル名の拡張子が違えば大丈夫です。
パスをいじってはいけないファイル
パスをいじってはいけないファイルは
「インストールされたほとんどすべてのファイル」がそうです。
逆にいじっても大丈夫なのは、基本的にユーザーが作ったデータファイルのみです。(一部を除く)
「上書き保存」と「名前を付けて保存」
保存方法で、「上書き保存」と「名前を付けて保存」の二通りの方法がありますが、
「上書き保存」はすでに保存されているファイルとまったく同じパスを指定することで、データの更新をするものです。
「名前を付けて保存」は、パスの一部(保存場所、ファイル名、拡張子のどれかまたは全部)を変えることで、すでに存在しているファイルとは別として新しくファイルを保存することです。
わかりやすくいえば、「上書き保存」はすでにあるファイルのデータ更新。
「名前を付けて保存」は別物のファイルとして保存することです。