Windows Me とは、Windows Millennium Edition(ウィンドウズ ミレニアムエディション)のことです。
ウィンドウズ2000の機能を取り入れたOSで、家庭向けにマルチメディアを強化。
ウィンドウズMeの改良点と新機能
ネットワーク | インターネット・エクスプローラー5.5 | 基本操作 | スタートメニューの優先表示機能 |
アウトルック・エクスプレス5.5 | 「マイドキュメント」の機能充実 | ||
ホームネットワークウィザード | 「マイネットワーク」への変更 | ||
インターネット対戦型ゲーム | フォルダウィンドウのボタンやメニューの改良 | ||
MSNメッセンジャー・サービス | ZIP形式による圧縮・解凍機能 | ||
ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ | ハードウエア | 150メガヘルツ未満のペンティアム対象外 | |
サポート&メンテナンス | ヘルプとサポートの充実 | PC-9800シリーズも対象外 | |
システムの復元ウィザードによる自動復元 | 起動ディスクを一枚に削減 | ||
システムファイルの保護機能 | MS-DOSリアルモードへの対応をとりやめ | ||
自動アップデート機能 | デバイスドライバのデジタル署名機能 | ||
オンラインサポートの組み込み | ACPIへの完全対応 | ||
ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ | Easy PCへの対応 | ||
マルチメディア | WIA対応の画像機器からのデータ取り込み | ||
ウィンドウズ・メディアプレーヤー7 | |||
ムービーメーカーによる動画編集 |
マルチメディアに関して
すべての AV を「ウィンドウズ・メディアプレーヤー7」で集中管理
ウィンドウズ・メディアプレーヤー7 の機能
1.プレイビュー:
→音楽や映像の再生画面。音楽再生ではイルミネーションを表示して飽きない
2.メディアガイド:
→ウェブサイトにアクセスし、オンラインで提供される音楽や映像を紹介する
3.CDオーディオ:
→音楽CDを再生するソフト。インターネットにアクセスして曲名などを表示する
4.メディアライブラリ:
→音楽や映像のファイルをデータベース化する機能。再生リストも作成可能
5.ラジオチューナー:
→インターネット経由のラジオ放送を受信する機能。国内外のサイトが登録済み
6.ポータブルデバイス:
→携帯型MP3プレーヤーや「ポケットPC」などと音楽ファイルの交換を行う
7.スキンセレクタ:
→WMP7の画面を変える機能。人の顔や絵画調など13種類の画面から選べる
CD-ROMドライブに音楽CDを挿入すると、WMP7が自動的に起動。インターネット経由で楽曲情報を入手し、曲目を表示する。音楽CDを再生するだけでなく、ハードディスクへWMAファイルとしてコピーすることもできる。ハードディスクに蓄積した音楽ファイルは「メディアライブラリ」で管理してジュークボックスのような働きをする
動画編集ソフト「ウィンドウズ・ムービーメーカー」が標準で搭載
複数のビデオシーンのアイコンを下のタイムラインという横長の枠にマウスでドラグするだけでビデオ作品を編集していく。タイトルやBGMを付けることも可能です。
WIA方式でデジカメからの画像取り込みがUSB接続だけでできる。
デジタルカメラがWIA(ウィンドウズ・イメージ・アクイシジョン)対応ならUSBケーブルでパソコンにつなぐと自動的にデジタルカメラのメモリーを読み取り、写真を縮小表示してくる。この画面ですべての画像をパソコンに移したり、特定の画像を回転表示させたりして保存することができる。いわゆる簡易電子アルバムソフトのような機能を備えている。
ウィザードでLANが簡単に設定できるようになった。
「ホームネットワークウィザード」という、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)関連の設定を簡単にできるウィザードを標準装備。このウィザードは、家庭内で2台以上のパソコンを使って、ネットワークを組むときに便利です。ファイルやプリンターの共有が簡単になっただけでなく、ウィンドウズMeの動いているパソコン(メイン)が、モデムやISDNのTA(ターミナルアダプター)などでインターネットに接続できれば、他のパソコン(サブ)からも、メインのパソコンを経由してインターネットに接続できる。
WindowsMeのインストールについて
WindowsMeが動作するハードウエア条件
CPU | ペンティアムの150メガヘルツ以上(標準) |
300メガヘルツ以上(ウィンドウズ・ムービーメーカーを使う場合) | |
400メガヘルツ以上(デジタルビデオカメラを接続して使う場合) | |
メモリー | 32メガバイト以上(標準) |
64メガバイト以上(ウィンドウズ・ムービーメーカーを使う場合) | |
ハードディスク(空き容量) | 95からのアップグレード:340〜490メガバイトの範囲 |
98からのアップグレード:250〜490メガバイトの範囲 | |
FAT16ドライブへ新規インストール:670〜800メガバイトの範囲 | |
FAT32ドライブへ新規インストール:595〜690メガバイトの範囲 | |
その他 | CD-ROMドライブまたはDVD−ROMドライブ、640×480ドット以上を
表示できるディスプレイ、ポインティングデバイス |
注意:CPU性能が低いとインストール時にチェックではじかれる。NEC独自設計の旧型パソコンPC−9800シリーズのサポートはしていない。
主なメーカーごとのアップグレード情報
NEC
http://121ware.com/
ドライバと診断ソフトの入ったCD−ROMを実費で配布。ホームページでも機種ごとのアドバイスと修正プログラムを配布。
注意:一部の機種にはシステムファイルの改変を保護するプログラム「CyberTrio」が組み込まれているので、ウィンドウズMeを入れる前に無効にしておく。方法はコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の「インストールと削除」タブの中からCyberTrioを選択し、「追加と削除」ボタンを押す。
東芝
http://www2.toshiba.co.jp/pc/winme/
ドライバやBIOSを収めたCD-ROMを有償で配布。ホームページからもプログラムを入手可能
富士通
http://www.fmworld.net/
ホームページ上で、1998年7月以降の機種について動作確認情報を提供し、ドライバもダウンロード可能
日本アイ・ビー・エム
http://www.jp.ibm.com/pc/msinfo/windowsme/
ホームページ上で対応情報とBIOS、ドライバ、アプリケーションの修正プログラムを配布。CD-ROMも有償で配布予定。一部の機種は、ウィンドウズMeのアップグレードパッケージを無料で提供するサービスをしている(11月30日まで)詳細は、http://www.jp.ibm.com/pc/campaign/winme/
松下電気産業
http://www.pc.panasonic.co.jp/pc/support/winme/index.htm/
ホームページ上でサポート情報を提供。BIOSやドライバの修正プログラムをダウンロード可能。CD-ROMの配布はなし。